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2017/11/30

私、失敗しないので(ゴルフ・鈴木愛)

 

 

 

 

2017年の女子ゴルフツアーは鈴木愛選手が賞金女王を勝ち取り、シーズンを終えました。

 

 

 

日本人選手の賞金女王獲得は4年ぶり。本人が「外国勢には負けたくない」というのと同じく、僕たち日本人のファンにとっても嬉しいニュースでした。

 

 

一番強い選手が、一番練習している

 

 

鈴木選手の強さは、パッティングの上手さにあると言われています。

 

 

 

最終戦の「LPGAツアーチャンピオンシップ・リコーカップ」最終日の18番ホール。鈴木選手は最後のパーパットを「ドン!」と決めて終えました。まさに鈴木流強気のパットで、女王にふさわしい締めくくりの一打でした。

 

 

 

その鈴木選手。以前は練習嫌いで試合が終わるとそそくさと帰ってしまう選手だったそうです。当然その頃の成績はパッとしない。

 

 

 

見かねたスタッフがその甘さを指摘したことがきっかけで、改心。現在は「練習の虫」と言われるほど、一番最後まで練習グリーンでパッティングを練習しているのだそうです。

 

 

 

賞金女王にになった、言わば「一番強い選手」が一番練習している。練習しているから強いのか。強いから練習するのか。ほかの選手はどうしているのか。

 

 

「私、失敗しないので」

 

 

パッティングは打ったボールがカップに届かないと入りません。しかしカップをオーバーし過ぎると、返しのパットが難しくなりスコアを崩す可能性があるので、なかなか強く打てない選手も多い。

 

 

 

そんな中、鈴木選手はドン!と打つ。1、2メートルほど平然とオーバーさせ、返しのパットを必ず入れる。ほとんど失敗しない。

 

 

 

このことを記者が質問すると、鈴木選手は「練習したので。あれくらいは入れないと勝てない」と答えました。(日本経済新聞 2017年11月20日)

 

 

 

つまり、「私、失敗しないので」と言っている。なぜなら、めちゃくちゃ練習しているから。

 

 

 

人気ドラマ「ドクターX」の主人公、米倉涼子演じるフリーの外科医・大門未知子の決め台詞と同じ「私、失敗しないので」。大門未知子も、相当な量の練習と経験を積み重ねているから、「失敗しない」と言い切れるのでしょう(架空の人物ですが、本当にカッコイイ)。

 

 

 

「私は失敗しない」と言い切れるだけの練習量。誰もいない練習場で1人でコツコツ積み上げている鈴木選手。その練習量がスキルを高め、さらにコツコツ積み重ね、賞金女王を勝ち取りました。

 

 

 

ゴルフの才能があったことに疑いはありません。しかし、コツコツを積み重ねなければ開花しなかったかもしれません。ましてや賞金女王のタイトルなんて。

 

 

 

そして、

それよりも何よりも、一番強い選手が一番練習している、という事実を、我々は真摯に受け止めなければなりません。

 

 

「自信」というギフトが贈られる

 

 

世の中では、「ワークライフバランス」が叫ばれ、残業が悪のように扱われている。長時間労働を強いられた社員が自殺したり、過労死したりしてしまうことが社会問題化しました。日本人の生産性は欧米の先進国に比べて低い。もっと工夫して、もっと効率的に働かなければならないという圧力もかかります。

 

 

 

僕も長時間労働はしたくないし、するべきではないと思っています。家族との時間も大事にしたいし、体を休める時間も必要。

 

 

 

しかし、もし自分に、「どうしてもやり遂げたい目標」があるならば話は別。「効率」を重視し過ぎて、やるべきことをやらずにショートカットばかり狙っていると、「スキル」も「達成」も永遠に手に入らない、と僕は思う。

 

 

 

意思の問題。

 

 

 

自分の意思に関係なく、誰かの目標やノルマのためにやらされている時、僕たちは3倍疲れる。精神的にも追いつめられる。でも、自分の意思で、自分の目標に向かう時、エネルギーが湧いて来る。肉体的には疲れるかもしれないが、精神は充実感で満ちている。

 

 

 

自分の意思で、目標達成にコミットし、やるべき練習・仕事をやり続けているとき、そこに「自信」というギフトが贈られる。

 

 

 

その自信が「私、失敗しないので」と言わせてくれる。その自信がスキルをさらに高め、周りの人の注目を集める。

 

 

チャンピオンはさらに強くなる

 

 

ボクシングの元チャンピオンが言っていました。

 

 

 

「チャンピオンになるとさらに強くなる。なぜなら、自信が備わるから。」と。

 

 

 

練習の積み重ねで得た自信を武器に鈴木選手が女子ゴルフのチャンピオンになりました。チャンピオンは、チャンピオンになったことにより、さらに強くなる。来シーズンの鈴木選手の活躍が今から楽しみです。

 

 

 

さて、僕たち凡人は、鈴木選手から何を学ぶか。

 

 

 

「才能がある人だからできたのだ。自分は違う」と言って無視するのか。あるいは「長時間労働は時代に合わない。もっと効率化を目指すべきだ」と切り捨てるのか。

 

 

 

それとも「私、失敗しないので」と言い切れるくらい、量を積み重ね、自信をつけるのか。

 

 

 

すべて自分次第。

 

 

 

一番強い選手が一番練習している。涙が出るくらい、すごい事実。

 

 

 

鈴木選手の雄姿をテレビで見ながら、エネルギーが湧いてきました。

 

 

 

 

~コツコツ流のオキテ その十九~

コツコツと積み重ねる人に「自信」というギフトが贈られる。

 

 

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2017/05/31

愛され続ける人・宮里藍

 

ゴルフの宮里藍選手が現役引退を発表しました。

 

 

ゴルファーとしての功績の大きさについては言うまでもありませんが、そのハキハキとして無駄がなく、自分の意見をストレートに表現できるクレバーさに、人間として尊敬していました。

 

 

またその真摯に生きる姿勢に、こちらの背筋もピンと伸びてしまうような、そんな思いがいつもします。そして今回の引退会見でも、僕たちにプロとしての「生き方」を見せてくれた気がします。

 

 

努力する天才

 

 

4歳からゴルフを始め、18歳でプロデビューし、31歳で引退。この年齢での引退は早すぎるという声がある一方で、26年間クラブを握り続けたのは、途方にくれるくらい長いとも言えます。その過程では、私たちが想像できないほどの地味な「コツコツ」があったのだと思います。

 

 

体格にめぐまれず、家もそれほど裕福ではなかったと聞きます。その中で、毎日少しずつ努力を積み重ね、世界の頂点にまで上り詰めた功績はとても大きいと思います。

 

 

多くの偉大な人がそうであったように、宮里選手も「努力する天才」だったのだと思います。

 

 

また、明晰な頭脳の持ち主であることも、ゴルフの才能を伸ばしたことと無関係ではないと思います。コツコツ続けることの重要性を理解し、そして練習や試合を振り返り、改善を積み重ねるためには、クレバーさが求められます。また。ゴルフではストレスがかかる場面で自分の気持ちをマネジメントする能力も身につけなければなりません。

 

 

宮里選手は、この考え続ける能力、思考する能力も高かったのだと思います。

 

 

思考する能力の高さ

 

偉大なスポーツ選手を見ていていつも感じるのは、単に運動能力が高いだけではなく、思考する能力の高さも同時に備えているのではないか、ということです。ただ漫然と試合や練習をするのではなく、今日やったことを振り返り、できたこととできなかったことを整理し、次の行動を改善しながら積み重ねられる。これを毎日毎日、継続する。

 

 

これは、外部の人たちからは見えません。しかし、成長し続けるためにはものすごく重要なプロセスです。

 

 

つまり、自分と対話し、次にやるべき行動を決められる能力。やりっぱなしではなく、いいことも悪いことも振り返り、考え続け、淡々と次の行動に移すという習慣が、一流と二流を分けるのだと思います。

 

 

こうした努力を続けられたのは、「アメリカのメジャーで勝つ」という目標にコミットしていたからだと思います。この強いコミットメントによって、藍選手は自らを鼓舞していた。しかし、本人が言っているとおり、絶好調の時でさえ、メジャーで勝てず、目標を失いかけたそうです。強かったコミットメントが揺らぎ、地味な努力を積み上げるエネルギーが湧いてこなくなった。

 

 

そんな自分が許せず、引退を決意したのだと思います。

 

 

愛され続ける人

 

 

宮里選手について選手仲間から聞こえてくるは、その「人となり」の良さ。

 

 

小さいころからライバルであり友人でもある横峰さくら選手は、自身がアメリカツアーに参戦したとき、すでにアメリカで戦っていた宮里選手からとても親切にされたことを回想しています。

 

 

「右も左も分からないときにすごく気にかけてくれていろいろなことを教えてくれました。そんなにサポートしてくれるの!ってぐらい英語もアメリカの文化も分からない私に本当に優しく接してくれました」(デイリースポーツ)

 

 

愛される人は、自分を律する力を持つ一方で、他人に優しく、親切なのです。

 

 

戦う相手は自分である。怠けようとしたり、奢り高ぶったりする自分を律し、ただただ目の前の課題に取り組むように向かわせる。常に焦点を自分に当て、何をすべきか、どうすべきか、なぜやるのかと自問する。

 

 

自分に厳しい一方で、他人には優しい。ライバルは自分だから、他人に厳しくする理由がない。だからどこまでも優しい。それが愛される理由となるのではないでしょうか。

 

 

自分に厳しく、他人にはとことん優しい。

 

 

一流の人とは、そんな人だと思います。

 

 

最後に、横峯選手はこう結びました。

 

 

「藍ちゃんと友達になれたこと、同じ時にゴルフができたことは、私にとって大きな宝物です」

 

 

僕たちも、宮里選手というプロフェッショナルの生き方を見られたことは、本当に幸運です。

 

 

そして引退した後、宮里選手はどう生きるのか。とても楽しみです。

 

 

~コツコツ流のオキテ その十一~

一流の人は自分を厳しく律し、他人にとことん優しい

 

 

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